産後の腰痛の原因と対処法

2025年02月8日

産後の腰痛とは?

産後の腰痛は、出産後に多くの女性が経験する症状のひとつでで、特に産後3か月以内に起こることが一般的です。この腰痛は、身体の大きな変化に伴って起こります。
産後の身体は、妊娠前と同じ状態に戻る過程で子育て等による身体のへのストレスがかかり、それに伴って腰痛が発生することがあります。

主な原因

痛み方の種類

鈍痛
長時間同じ姿勢でいると、腰全体に鈍い痛みを感じることがあります。
特に長時間座っていると感じやすいです。

鋭い痛み
動いた時や体勢を変えた時に、突然鋭い痛みが走ることがあります。
これは骨盤や背骨の歪みなどが原因で、急な動きに反応して痛みが生じることがあります。

ぎっくり腰のような痛み
重いものを持ったり、急に腰を捻ったりすると、ぎっくり腰のような激しい痛みが起こることがあります。これも骨盤や腰の筋肉の使い過ぎが原因となります。

産後の腰痛の対処法

1,大腰筋ストレッチ
産後の骨盤の開きとともに、産後の育児などにより抱っこをした状態での片足重心などによるアンバランスによって、股関節の前面の筋肉に負担がかかりやすくなります。
特に上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉の大腰筋はそれによって硬くなりやすいです。
そうすると骨盤を前傾方向にもっていってしまい、腰の反りが生じることによって腰痛が出現しやすくなります。

2,殿筋ストレッチ
臀部の筋肉も骨盤の開きに伴い硬さが生じやすいポイントの一つです。
殿筋群が硬くなることで股関節の可動域制限が生じ、腰部での代償が入り腰痛にも繋がります。

3,広背筋ストレッチ
広背筋も産後の育児で抱っこや授乳等で背中が丸まることで硬くなりやすい筋肉です。
広背筋は腰部までくっついているので硬くなることで腰背部の緊張が増すことで腰痛に繋がります。

腰痛以外にも不調が!?

産後の骨盤の歪みは腰痛以外にも内臓器にまで負担をかけてしまいます。


・消化器系のトラブル
骨盤の中には腸などがあり正常な位置にないと便秘や将来的の消化器系の未病までのリスクも高めてしまうともいわれています。腸内環境が悪化すると皮膚にも影響(皮膚は内臓の鏡)が出るため肌荒れの原因になります。

・美容面のトラブル
美容面では下腹部から下半身に脂肪がつきやすくなったり、猫背の原因として骨盤の歪みは起因とも言われています。

・血行不良によるトラブル
歪んだ骨盤は血流の流れを悪くしていくので代謝の低下や冷え性までも関係性があるといわれています。

・産後太り
骨盤の歪みがあると、骨盤周囲の筋肉が緩んだままの状態になります。
緩んだ筋肉は収縮しにくく、エネルギーを消費しにくくなります。また、筋肉が収縮しにくい状態では血液の流れも悪くなるので酸素や栄養が身体の組織に運ばれにくく、エネルギーを作り出す機能も低下します。エネルギーの産生と消費が低下するため基礎代謝も低下し、消費カロリーが減ってしまうことで太りやすくなってしまいます。

最後に

上記でお伝えしたストレッチもほんの一部です。
人それぞれお身体の状態は違うので、もちろんですがアプローチ方法も異なります。
家事をしていくなかでお母さんが身体を崩しては大変です。
ご主人にも身体の痛みもなかなか理解してもらえないかもしれない。
先々のことを考えてみてください。
お身体に不調・不安を抱えて育児していくのは大変です。
今ケアをすることによりお身体は楽になるし、体型のお悩みも改善するアドバイスもできます。
抱え込まずお悩みのことがございましたらいつでもお気軽にご相談ください。

スタッフ一同いつでも全力でサポートいたします!



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