五十肩とは?
2023年12月18日
日に日に寒さも増してあっという間に年末になりましたが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
年末ということで自宅や職場の大掃除に追われてる方もいらっしゃると思います。
そんな掃除の際に肩が上がらなくて痛いという経験をしたことはありませんか?
当院にも肩が上がらなくなってきたから五十肩だとおっしゃる方もいらっしゃいます。
今回はその「五十肩」についてお話ししたいと思います。
・そもそも五十肩とは何か?
皆さんがよく言う四十肩、五十肩とは正式には
肩関節周囲炎
といいます。
40歳以降に頻発し肩の周囲の組織の衰えを基盤にして発症する原因のはっきりしない肩関節のイタミと運動制限をきたす疾患をいいます。
・原因は?
肩関節はインナーマッスルという「棘上筋」、「棘下筋」、「小円筋」、「肩甲下筋」および靭帯、関節包により安定性を保ち支えられています。
この組織が年齢を重ねて繰り返し使ったために傷がつき炎症が起こることによりイタミとなります。
この痛みは亜急性(繰り返しの負荷)の外力により起こるため原因がわかりづらく急に痛みが出ることが多いです。
現代人は、スマホの操作やデスクワークなど基本的に身体の前で作業することが多いです。 そうすると肩関節の前面の筋肉は短縮し、後面の筋肉は伸張することで
いわゆる肩の「内巻き」が完成します。
肩が内巻いた状態だと、肩を動かす際に「肩甲骨」と「上腕骨」との間で軟部組織が常に挟み込まれた状態が続きます。 そうすることで日々の動きの中でストレスが加わり続け、結果的にある日突然イタミが出てきます。
なので肩の内巻き、広く言ったら「姿勢の改善」も重要になってきます。
★姿勢について詳しくはこちら ⇨ ブログ)そのつらいお悩み、原因は猫背姿勢かも?
・症状の変化
この痛みは亜急性(繰り返しの負荷)の外力により起こるため原因がわかりづらく急にイタミが出ることが多いです。
五十肩は状態によって3種類の経過を辿ります。
変化としては
・炎症期―(2~12週間)
イタミが最も強く日常生活での衣類の着脱などが困難になる。夜間痛のため起きてしまう。
対策:無理して動かさずに安静に。
・拘縮期―(3~12ヵ月)
自発痛は軽減するが肩が固まって動かせない(拘縮)状態。
対策:なるべく肩を動かすためにストレッチやトレーニングをして固まらないように努める。
イタイから動かさないはダメです。
・解氷期―(12ヶ月~)
肩の固まり(拘縮)が次第になくなっていく時期で肩の動きが改善する。
対策:拘縮期に動かさないと解氷期に移るのが遅くなり完治までに時間がかかります。
この症状は治療期間がとても長く必要で週に3回通院したとしても平均8か月かかると整形学会で発表されています。
そのため早期発見早期治療がとても大切になります。
治療はどうする?
当院では少しでも早く痛みを和らげる為に「ハイボルテージ」と呼ばれる高周波の電気治療、 可動域を広げる為の各関節の調整、また必要に応じたストレッチやトレーニングを取り入れています。
1,可動域拡大の手技治療。
肩への疾患のアプローチというだけでも筋肉を直接押してツボや神経の出口に刺激を入れるダイレクトストレッチのほかに、調整や矯正など10種類以上もあるで症状に合わせたオーダーメイドの治療をすることができます。
2,トレーニング指導
時期を見極めてコッドマン体操やチューブトレーニングの指導を行います。
拘縮して固まると痛みがとれても肩が上がらなくなるためその予防と筋力アップにつながります。
3,ハイボルテージ治療
手技では届かない身体の深部の筋肉を高周波の電気を用いて緩めていきます。
肩のイタミは日常生活に大きな支障をきたしやすいです。
肩の違和感や、軽度のイタミでも放置せず一度当院へご相談ください。
当院の患者様の声https://i-care-ayase.com/pagevoice/
TEL 03-5856-0663
i-care綾瀬駅前整骨院
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