腰部脊柱管狭窄症ってなに?

2024年05月13日

特徴的な症状

  • 歩くと足がしびれる
  • 背筋を伸ばしたり、身体を反らすと痛みやしびれがでる
  • 腰が痛くなる
  • 足が痛くて長時間の歩行ができない
  • 座ったり、前かがみだと楽になる

→これらの症状が当てはまる方はもしかしたら腰部脊柱管狭窄症かもしれません。

腰部脊柱管狭窄症とは?

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)とは?

背骨にある神経の通り道である脊柱管というトンネルがあります。

これが骨、靭帯の肥厚などによって狭くなる、椎間板(背骨の間にあるクッションのようなもの)などの変性で狭くなる。
それにより脊柱管が狭くなり脊髄神経を圧迫する。

この状態のことを「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」と言います。

特に有名な症状が、

歩いている痛みやしびれが出てくるものの、前屈みになって少し休むとまた歩けるようになり、また歩いていると同じように痛みやしびれが生じて歩けなくなる・・・

これを間欠性跛行(かんけつせいはこう)といいます。

同じような症状に動脈硬化や糖尿病などの血管性の疾患が見られます。

医療機関で診察を受けて、内科的な問題がなく、これらの病気に当てはまらない場合は腰部脊柱管狭窄症である可能性があります。

腰部脊柱管狭窄症の症状は、60歳以上の高齢者に多く見られます。
早い方だと40~50歳前後でも症状が見られます。

痛みやしびれを我慢したことで症状が悪化する恐れがあるため、お身体の状態に合わせてしっかりとした施術、リハビリでの運動やストレッチなど早期回復を目指すことが大切です。

脊柱管狭窄をよく知ろう!

腰部脊柱管狭窄症の原因について

原因は1つだけではなくさまざま考えられます。

・腰に負担のかかる作業の繰り返し
・事故やケガによる腰の負傷の既往
・体重増加
などにより腰椎に負担がかかり、靭帯が肥厚することで脊柱管と呼ばれる神経・血管の通り道が狭くなる。

・骨粗鬆症や圧迫骨折などの骨の変形により、脊柱管と呼ばれる神経・血管の通り道が狭くなる。

・骨盤の歪みに伴い腰椎の反りが入ることによって、脊柱管と呼ばれる神経・血管の通り道が狭くなる。

腰部脊柱管は腰椎に反りが入るとより狭窄しそこからの神経・血流の通りが滞るため、前屈みになって脊柱管を広げることで症状が緩和されます。

腰部脊柱管狭窄症の予防法

腰部脊柱管狭窄症の予防には、普段から正しい姿勢を保つことが大切です。

腰に大きな負担のかかる仕事をする場合は、腰への負担を軽減するためにコルセットを装着する。

長時間同じ姿勢をとらないように意識したりと、腰部脊柱管に負担にかかる動作をできるだけ避けることが重要です。

また体幹を鍛えるためのトレーニングも重要です。
腰回りを支えるお腹のインナーマッスルがしっかりと働いてくれることで、姿勢の保持・腰椎の安定に繋がります。

筋力がつくと基礎代謝量が上がり、太りにくい身体を作ることができます。

体重の増加は姿勢の悪さにつながり、腰に負担がかかってしまうので、太りにくい身体を作るということは、結果的に腰部脊柱管狭窄症の予防につながります。

体幹トレーニングについて詳しくは先日のブログをご覧ください↓
https://i-care-ayase.com/blog/%e4%bd%93%e5%b9%b9%e3%81%ae%e7%ad%8b%e5%8a%9b%e3%82%92%e3%81%a4%e3%81%91%e3%82%88%e3%81%86%ef%bc%81/

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腰部脊柱管狭窄症の施術法

骨の変形を施術によって解消していくことはできません。
ただ、姿勢不良やそれに伴う筋肉の硬さにより骨格が歪み、それによって脊柱管が狭窄し症状が出ているものに関しては、歪みを引き起こしている筋肉から正しくアプローチできれば状態は少しづつ変わってきます。

当院には骨格の調整や姿勢の矯正など、10種類以上のオリジナル手技施術法をご用意しています。
患者様一人ひとりの症状やお身体の状態に合わせたオーダーメイド施術をすることができます。

問診時の検査・評価で原因を見つけ、原因からアプローチしていくことで症状の改善を目指します。

最後に

原因は人それぞれ、生活背景によっても大きく異なります。
もし腰部脊柱管狭窄症のような症状が出てきてお悩みでしたら、一度お気軽に当院へご相談ください!

TEL 03-5856-0663
i-care綾瀬駅前整骨院
綾瀬駅西口から徒歩1分

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